
インタビュー
「できた!」は、遊びの中にある。
病院からの転職だそうですね。
はい、回復期の病院で働いていました。医療の現場も好きでしたが、子どもの「生活そのもの」に長く関わりたくて児童発達支援の世界へ。長浜神照は学童(Kids Lab.)が併設されているので、支援がゴールではなく「地域の子どもたちの中で過ごす」ところまで見届けられるのが決め手でした。
作業療法士として、どんな関わりをしていますか?
訓練室で課題をやる、というより「遊びの設計」ですね。ブランコも積み木も、その子の感覚や体の使い方に合わせて選ぶと、遊びながら力が育っていく。本人は「楽しかった!」しか覚えていない、くらいがちょうどいいと思っています。
1日の流れを教えてください。
午前は個別療育が中心で、1コマごとに遊びの環境をつくり替えます。午後は小集団の活動に入って、合間に保育士さんと「今日の○○ちゃん、こう動いてましたね」と共有。この立ち話レベルの連携が、実は一番効いている気がします。
学童併設ならではの場面はありますか?
療育で練習したことを、隣の学童の遊びの中で試せるんです。「支援の場でできた」で終わらず「友だちの中でできた」まで見届けられる。この地続き感は、単独の事業所ではなかなか味わえないと思います。
滋賀エリアの雰囲気はどうですか?
立ち上げ期なので、仕組みづくりから意見が言えます。「言い出した人がつくれる」文化は本当で、私が提案した感覚遊びのプログラムも今は定番になりました。
リハビリ職の方へメッセージをお願いします。
病院の外で働くことに不安があるかもしれませんが、子どもの発達領域はOTの専門性がど真ん中で活きるフィールドです。見学だけでも、きっと発見があると思います。